がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

いじめを刑事罰に限定するのはむしろ危険では

先日Twitterを眺めていたら、評論家の荻上チキさんがこんなツイートをされていて

この一連のスレッドを見て、おお、有名な人がついに言ってくれたと思ったので、ここに記録しておきます。これはとあるテレビで学者の古谷経衡さんが提示したフィリップにたいして、その内容を問題視している一連のツイートです(スレッドになっているので全部読むことをお勧めします)

これって痴漢と言わずに性犯罪と言おう、とか、万引きといわずに窃盗罪と言おう、というのと同じ考え方ですよね。たぶんそういう名付けをすることで罪であることを認識させようとする。罪という言葉は強いですから、たかが万引き、では無く明確に犯罪であることを意識させようというわけで、これは確かに意味がありそうな気もします。

動機としては、いじめに対してもそれが犯罪行為であることを意識させるために強い言葉を使おう、というものでしょう。他の人が同じような主張されているのも聞いたことがあります。が、ぼくはこれ、強い言葉を使ってよい面もあるかも知れないが、こといじめに関してはこぼれ落ちるものが多すぎるので逆効果にもなるんじゃ無いのってことでした。

万引き=窃盗はほとんど同じ行為を指しているので問題が無いと思うんですが、いじめというのは単一の行為を指しているのではありません。暴力は確かにいじめですがそれだけではありません。そして、すべてのいじめが刑事罰対象に対応しているとは思えないんです。いじめでぼくが真っ先に思い浮かんだのは「シカト」です

これって明確に刑事犯罪に対応するものってないとおもうんですよね。じっさいチキさんも、全く同じ指摘をされていて、我が意を得たり、と思った次第です。ぼくは素人なのでもやっと思っていただけですが、チキさんは「日本のいじめは、暴力系ではなくコミュニケーション操作系が主流」と現場視点で指摘していてなるほとどと思わされました。

いじめを無くすため、という目的はもちろん大切なんですが、強くわかりやすい言葉で言い切れば良い、という単純なことではむずかしいなと思った次第です。

簡単ですが記録として。