がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

黒かわず句会

1月分の黒かわず句会メモを忘れてました。

参加者が多かったのでお題がたくさん。

  • 正念場に立たされた状況を詠む
  • ハードボイルド感のある新年句
  • 漢字「巻」
  • 漢字「伝」
  • この句会もしくはメンバーに対する挨拶句
  • 木の名前読みこみ(例:プラタナスとか欅とか具体的に。冬木、裸木はダメ)。季語は別途つけること
  • 漢字読み込み「死」で「不気味感」を演出してください
  • 季語として春の七種のどれかを使う
  • 【兼題】 女優句。好きな女優の名前を入れるか、名前がなくてもあの女優!とわかるか想起させる句。季題も入れる(いちご)

時間がなくてつくるのが大変でした。

いくつか自句紹介

張り込みの背あちこちに初茜

ハードボイルド新年句は実は去年も同じお題が出ていましたね。これはお題を出した碍子も忘れてたみたいですが。 そして碍子がつくってきた句と完全に景がかぶってしまいまして、向こうの句は高得点だったので完敗です。ただ、「背」に視点が近すぎるのを嫌ってこの見おろすような構図にしたのでぼくは類想でつくるなら自分の句の道の先を探りたいところではあります。

ふゆいちご誰の葬式だったっけ?

「いちご」さんへのわかりやすい挨拶句。いま、温室のいちごって冬によくあるのでそのイメージをつい引きずっちゃいますが、季語としての「冬苺」は食べられる苺では無いんですよね。なのでそんなイメージです。

唐突に死相が出たるふくわらひ

これは上五が定まらなくていろいろに悩んだ結果出したところ、ちゃんとそれが指摘されてました。たしかに上五がむだな五文字になっちゃってるんですよね。考えなおします。

退院の父はにせもの仏の座

前回のたんぽぽ句会にも母がすり替えられてる句を出したような気がしますが、なんかムー的な狂気とも現実ともいえないようなオカルト的なテーマに弾かれるのです。

井戸ポンプふと笑ひ出す悦子の忌

女優句というテーマがほんとに難しかった。好きな女優なんていないし、そもそも女優を殆ど知りません。知り合いの名前すら危ういのに知らない人の名前を覚えられるわけが無いのです。なので、別に好きでもないのですが、最近無くなった方を忌日俳句にしてみました。たいしたことではないのですが、上五中七は使えそうなのでとっておきます。

この日、ぼくが特選に選んだのは菊八ねえさんのつくった「この句会もしくはメンバーに対する挨拶句」ですがこの文脈を切り離しても面白い解釈が出来る作品だと思ったのでとりました。新年の句って明るくてどこか脳天気なところがあっていれるだけでちょっとほっこり感が出ると思うんですよね。なのでグロテスクだったり怖いものだったりするモノを組み合わせてもシリアスになりすぎない気がするんですよ。なのでけっこうぼくは好きなんです。正反対になっちゃうと逆に付いてる感じがあるのでバランスが難しいんですけどね。

そんなわけで、新年句がたくさん楽しめた句会でした。