がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

ゲームにおける優位性のためにルールを杓子定規に適用することについて

最近街を歩いているとよくポケモンGOのレイドバトルをやっているとおぼしき集団を見るようになって、街の光景にすごく影響を与えてるなあーなんて思います。ぼくはポケモンは前の端末に入れていましたが、コレクション趣味があまりないせいか、飽きてやめちゃいました。が、その前身となった Ingress はがつがつとはいかないけれども、いまだにほそぼそとやっております。

で、最近よく話題に出ることがあったので答えのないことなんですけどちょっと書いてみます。Ingressというのは(ポケモンもそうですが)あちこちをうろつきまわります。ときに立ち入り禁止の場所に立ち入ったとしてトラブルになることもあります。今回は、近所の方がとある施設に立ち入っていたのが問題になりました、ここでは特定個人を批判する目的ではなく、そもそも、一般的にどう整理するのがいいのかなあということを考えるために書いています。

さて、近所にとある施設があります。ここは施錠されるような門がなくて、物理的には深夜にも中に入れてしまいます。しかし、施設自体にはちゃんと施設の営業時間が設定されています。なので、本来は営業時間後は入れません(入ってはいけません)。ここまではわかりやすく同意が得られるかと思います。

さて、ややこしいことにこの施設の中に別の施設があります。そちらの施設は、外側の施設の営業時間より長いため、この内側にある施設に用がある人は、外の営業時間外も入ってよいということのようです(これは施設に尋ねた方がいてそういう返答だったとのことです)。そもそも、ここの施設は働いている人も多いので、警備員さんもとくに声をかけたりしないようで、中にいる人間について、よっぽど怪しい動きでもしていない限りはスルーしているそうです。

この状態でひとつめの疑問

  • 外側の施設が営業時間外で、内側の施設が営業時間内の時、ここに立ち入ることはOKか?

ぼくはこれは自分の中ではNGです。これは施設によるとおもうのですが、外側の施設には目的がいろいろあって、とくに施設そのものに用がない人でも散歩などに使ってもらってよいという雰囲気があります。実際、ゲーム関係なくそういうかとも多いです。なので、外側の施設に、施設そのものに具体的な用事がない人が立ち入ることは問題ないと判断しています。いっぽうで、内側の施設は、特定の目的のために作られた施設で、いくら内側の施設の営業時間内だったとしても、そこに用事がなければ立ち入ることには問題があると考えます。

次です。実はこの施設、夜のほうはそんなに立ち入る人がいないので、上記の建前は感覚的にも納得できやすいんです。が。問題は朝です。

朝になると、営業時間外なのにジョギングや散歩で立ち入る地域住民の方がいます。これはゲームとは関係なく、います。これ杓子定規に先の話を適用すると問題がある行為になってしまいますが、警備員さんも誰も咎めません。要するに黙認状態になっています。さて、ここで、朝、ゲーム(Ingress)のために立ち入ってる方がいるのです。この場所は Ingress 上はそれなりに戦略的意味のある場所ですので、ルール違反をしてまで立ち入ってほしくありません。我々の仲間内では、いかに現状が黙認されていようと、ルール違反といわれかねないことはしないようにしてます。

自分たちを律する理屈はこれでよいと思っていますが、これを他人にも適用して、指弾すべきかというところです。まず、ここに立ち入ることをとがめるのは地権者である施設の人間であってぼくではありません。それから、ジョギングで地元住民が立ち入ってるのをゲームはダメだという判断をするのもぼくたちではなく、それは施設の人が決めることです。なので、ぼくのなかでは他人に対して指摘する内容ではないと判断しています。

もうひとつ、これをわざわざ指摘するということは、あまりにも「ゲームありきすぎないか」ということが気になっています。わたしたちはいろんな正義をそれぞれに持ってはいると思いますが、他人に対して正義をつきつけるときはそれなりの覚悟を必要としますし、そこには責任が伴うでしょう。動機が「ゲーム上不利になる」ことを起点とすることがそこまで正当化されうるのだろうか、ということです。

しかしながら、こちらのほうについては、ぼくはある意味それもありかなと思ってるふしがあって、Ingressという仮想現実ゲームはゲームの中のルールが、むしろ現実を侵食することがおもしろいと思ってます。それは現実世界側のルールも逃れられません。はたからみるとたかだかゲームのために、正義の領域にあるようなルールをつきつけてくるのは愚かであるという感想になるかもしれませんし、それもまあまっとうな反応だろうなと思うのですが、むしろぼくはそこにも面白さがあるなあとか思ってしまっているのです。

もっとも、ぼく自身、先ほどすでに判断を書きましたが、実際の行動としては他人の行動を咎めるまではやらないので、これは思考実験にすぎません(もっとも、相手の反応を見てみたいというのはあって、実際に中に立ち入ってもよい許可を得ているのかどうか、そういうことを訪ねるくらいはするかもしれませんね!)けれども、今後、位置情報ゲームがふえてくるとほかでも同じようなことを考えなきゃならないケースが出てくるんじゃないかなあとは思います。