がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

第二十六回文学フリマ東京に参加しました

文学フリマでした。

今回は新刊が無事完成しました。

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テーマは「春」。この時点でもう秋の文学フリマのテーマまで決まってしまうというウルトラCですよ! ふだんは高杉さんに任せっきりなんですが、今回はタイポグラフィー的な効果を使ったので、JUSTSYSTEMの「花子」で編集しました(Illustratorもあるんだけど、あの、ちょっとその、難しすぎて、使いこなせてないのだ……)やー、花子は簡単でいいよ。図形選択したままほかの図形触ると前の図形が触った図形に変わっちゃうところとか癖がありますけどね。機能が多すぎないからいいです。

ブースは一階入り口はからすぐの場所。なかなかいいところです。出店者もお客さんも全体的にすいてる印象を受けたんですが、公式の報告を見ると出店者数が744で、来場者数は3,600人とのこと。むしろ増えてる感じです。おかしいな。なんの印象だ。

終わってからツイートしたんですが、この来場者数は3,600人ってのはなかなか少ないような気がしてしまいますよね。小説を読む人口はもっと大きいはずですが、それを自分でやって自分で売ろうとする人、そしてそれを買おうとする人って都心でもこの程度なんですよね(駄目だといってるわけではない)ちょうど同日に、ゲームマーケットというのがありました。アナログ同人ゲームの即売会ですが、そちらは会場ビックサイト、二日間開催で1日目 12,000 人、2日目 8,000 人の来場者があったそうです。アナログゲーム、ブームとはいえ、それを同人として出したい、同人ゲームを買いたい、という人がこれだけいるのがすごいことです。

それをかんがえると、昔から脈々と続いている小説というジャンルにもかかわらず文学フリマ3,600人というのは面白い数字だなあと思いました。過去数回の値を見てみてもさほど大きく変わってはいませんから、首都圏で他人が出した同人の文章に触れてもいいと思って、わざわざ会場に足を運ぼうとしする人数はこのあたりで頭打ちになっているってことですよね。

ほかの都市を見てみても、だいたい出展社数の5倍くらいが来場者数になっているようです。書き手もまた買い手として参加しますし、一般客よりも購買意欲はありそうですから、トータルの数は少ないものの、中身の密度の濃さみたいなものは消して小さくはないのかなぁとは思いました。

買ったものはほとんどないのですが、いちばんよかったのは超短編仲間のキセンくんの出していたみねぎしのインタビューです。非常に面白いし、みねぎしはかなりいいことを言っている。みねぎしはもちろんこんにちまで超短編が継続して小さなジャンルとしてあり続けていたことについて、ものすごい功績があることは疑いようがありませんが、ただ彼と雑談したレベルではここまで面白い言葉を引き出せないとおもうんですよね。相手がタカスギシンタロならわかるんですよ、勝手に面白くなるだろうという安心感がある。みねぎしはそういうタイプではないはずです。これはインタビューア(キセン君と水池君)がすごくうまく魅力を引き出しているということで、インタビューアト&ンタビューイのアンサンブルの勝利なのではないでしょうか。このお二人は、いずれ話を聞きに来たいといってましたがあそこまで面白いことを話せるかどうか、こっちの力も試さるような気がしてきたぞ。

打ち上げは最近お気に入りの Antena America でアメリカのクラフトビール。うまし。

そして、家に帰ってきてから「俳句と超短編」の新刊やら、双子のライオン堂さんの「しししし」とか、買おうと思っていたものを買っていなかったことに気が付いて呆然としています。いったい何をしていたんだぼくは。ぼーぜん。