がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

新・人狼村からの脱出

いつも一緒に行っている友人とは別の友人に誘われて、『新・人狼村からの脱出』に行って来ました。 横浜・アジトオブスクラップです。

以前ここには、新のつかない『人狼村からの脱出』のリバイバル公演で訪れたことがあります。無印の『人狼村からの脱出』は初期の頃の作品のリバイバルで、謎も素朴な感じで会場に板チーム全員が脱出したため、謎解きの時間が「知ってた」状態で、微妙な空気が流れてためずらしい公演として記憶しています。この『新・人狼村からの脱出』というのはもともともWebで作られたものを公演型にしたもの、と聞いてたんですが……。

ネタバラシが怖くて何も調べずに行ってきたんですが、ちょっと思ったのと違いすぎました。もともとWebで行われた謎解きをアレンジしたんじゃなくて、ひとをあつめてそのままPCに向かわせて過去の謎をそのまんまやらせるイベントなんですね。会場にはMacがあって、みんなでその画面を見てぽちぽちするイベントです。人狼風な演出はゼロです。まさかそんなイベントが2000円ものお金を取って成立するとは思いもよらず、いや、まあ、何も情報を入れないと言うことはそれも許容して会場に来たわけなので金返せと言うつもりはありませんが、それで人集めちゃって実際集まってしまうという商才にびっくりしてしまいましたよ。中に出てくるギミックで数字錠とかパズルとかあるので、そんなものがリアル側に登場して中と外で関連しながら進んでいくのかと思ったらそんなこともないんですからね……。

終わってから、会場で司会の人が公演タイトルにREGAMEって言ってたなと思って調べてみたら、そういうシリーズがあるそうです

「webで生まれたものが、実空間で進化を遂げ、もう一度webに戻ってどんなものになるでしょうか」 REGAME | リアル脱出ゲームオンラインより。

とありました。どんなものになるでしょうかってあんた、そんままWebの脱出ゲームに戻ってるじゃないか! オンラインの「リアル脱出ゲーム」をなにも添えずにそのまま出すと「戻ってるじゃん」って言われちゃうので、わざわざ「あえて」戻しました、みたいな半ページの言い訳をつけてみたといった感じがすごくします。でもさ、いくらエクスキューズ付けたところで、ぼくはやっぱり「戻ってるじゃん」って思いましたが……。「あえて」やった感じが少なくとも今回のには感じられませんでした。だいたいストーリーに厚みを付けるわけでもない小謎やパズル、クリックの場所がずれると進まない展開みたいなのまでWebの謎解きゲームを踏襲しなくてもいいと思いませんか(うーん、こう感じてしまうのはちょっと大きめの謎が瞬殺できたからかもしれませんけど)

あんまり繰り返し書くのも嫌らしいですが、書いちゃう。いや、ほんと、パソコンで出来るものを一堂に集めても金取れるんじゃないか、ここにもビジネスチャンスがあるぞって思った商才はほんとすごいと思いますよ。ドラクエ脱出ゲームにおいて再現性やらギミックで感動させて、ふっかつの呪文は課金ですってやるスクラップさんだけはある)それでいてけっこう参加者満足してるわけですから。ぼくは謎解きそのものにはまったく満足しなかったけど、びっくりしたびっくりしたって周りに言いふらして元が取れたのでトータルでは満足しているとも言えます(だから金返せとは思わない)。

いやね、前回いった「君は明日と消えていった」は良い意味で「さすがスクラップだ」と感心していただけに心理ギャップがすごかったわけですが、ま、文句は電脳の中に垂れ流しつつも、これからも貢いでいきます(懲りない)。よろしくおねがいします。