がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

ドラゴンクエスト・ライブスペクタクルツアー

行ってきました! 遅くなりましたが感想などを。

こちらもミュージアムに引き続き、子どもたちと一緒に観てきました。

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物販は今回は、と思ってたのにいきなりの物販、というか、この造形を見てしまって買わずには居られない。よくできてると思いませんか? かき氷なんですが、氷が硬くて食べにくいです。シロップは一回しかかけられません。ちなみに日替わりで限定販売だそうで、あっというまに完売してました。

チケット制なのに長蛇の列を経て、中へ。入り口から中は写真撮影禁止なので写真はここまで。たぶん、ドラクエ脱出とかと同じキングスライムとゴーレムがお出迎え。

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会場は舞台をぐるりと取り囲む形で、場所によってちょっと良い悪いがありますが、基本的にはどこでも舞台の流れを追うことは出来る感じ。いちおうドラクエ3のストーリーを下敷きにはしていますが、基本的にはショーとしての演出がほぼすべてなので、多少見えなくても、深いストーリーとかあんまり気にしなくて楽しめます。そういう公演だったので、子供たちもたいへん楽しんでました。

冒頭、狂言回しとしてのトルネコが登場します。客いじりから、今回のテーマである「名前」について、そして、次第に不穏な空気が流れ始め、物語が始まります。この時点でこの舞台が、ただ観客が舞台上で起きるいろいろな出来事を口を開けてみるだけの演し物ではないことがわかります。

ドラクエ3ベースなので、オルテガがバラモスに破れ、その息子が旅立つシーンから始まります。ほかのドラクエの世界からきたキャラクターたち(アリーナ・テリー・パノン・ヤンガス)は、名前を呼ばれて気づいたらルイーダの酒場にいたという設定です。というか、なにこの脳筋パーティ。

イシスそしてジパングの音楽に乗せたダンスに酔い、サマンオサの偽王様をラーの鏡でみやぶり、闘技場では夢の共演に心を熱くさせられます、ドラクエの世界感を十二分に演出しながらお話しは進みます。龍の女王、不死鳥ラーミア、バラモスとの死闘、そしてあらわれた闇に覆われたアレフガルドオルテガとの再開、キングヒドラ戦……そして、ゾーマとの戦い。

享楽的なショーの底にもしっかり芯にはストーリーラインがあります。このショーはところどころでメタ的なくすぐりを入れてきます。それはもちろんショーとしての盛り上がりを演出するという意味も大いにあると思いますが、実際はストーリーに強く係わっているのです。

この物語は、勇者の冒険物語ではなく、プレイヤーのための物語である、というところです。ドラゴンクエストが、どうして名前をいれてください、からはじまるのか。ロールプレイングゲームであるのか。勇者はなぜしゃべらないのか。ドラゴンクエストはもともとそういうお話しだったんです。

ドラクエの産みの親である堀井雄二がおそらく当初から意識していたことがここに、大きな意味を持って立ち上がってくるような強いテーマです。これはまさに「ドラゴンクエスト30周年」でなければ描き得ないテーマだったんじゃないでしょうか。演出も含め、たいへん感動しました。

あっというまの体験でした。最後まで出演者のみなさんが、みんな楽しそうにしていて、かなりアドリブを許されてる感じもとても良かったですね。舞台での物語とは別にわき役の人たちも通路で小芝居をしたり、客にちょっかいをかけたりと、全体がドラクエを通じて浮かれてる感じがなんとも心地よい空間でした(これもまた、プレイヤーのための物語であることと通底しています)。

いやー、ドラクエ好きで良かったと思える時間を過ごせました。子供たちも大満足だったようです。ありがとうございました!