がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

『ゾンビ・パニック!?』 〜ヘアメイクさんにおこった奇妙な出来事〜

子供二人(小4男女)と、「劇場体験型ナゾ解きゲーム KAAT the ツアー『ゾンビ・パニック!?』〜ヘアメイクさんにおこった奇妙な出来事〜」という謎解き公演に参加してきました。KAATというのは神奈川芸術劇場のことで、日本大通りにある劇場です。夏の“KAATキッズ・プログラム2016”という夏休み企画の一つで、チラシを見まして、娘のリクエストで申し込んだところ当選しましたので、娘もたいへん楽しみにしていました。行ってみると、参加者は60名くらいかな? 劇場の真ん中のゾーンの席がうまるくらいで、そんなにたくさんは参加者を呼んでないのか、たんに申込者が少なかったのかはよく分かりません。

内容としては神奈川芸術劇場そのものを紹介するという視点が含まれているようで、ちょっとメタ視点のお話しでした。VTRで楽屋と生中継がむすばれているという設定。ゾンビをテーマにしたミュージカルが劇場で行われるということで、メイクの「ぐっちぃ☆」さんが登場します。体験型イベントと言うことでゾンビのメイクが出来るまでを生中継で見てもらおう、という企画の途中、誤って劇場に伝わるという魔法の筆を使ってしまいます。この筆はメイクしたことが本当になってしまうと言うすごい力を持っていました。魔法の力で出演者がどんどんほんとのゾンビになってしまいます。1時間以内に魔法のメイク落としを使って劇場を救って、というお話し。

副館長のおじさまが本当に劇場紹介のようなトーンで冒頭から淡々とフィクションの説明をしていたのがちょっと面白かったですね。ちなみにゾンビ、けっこう脅しはいってまして、会場にいる低学年の女の子がマジでびびってしまい、帰りたいと号泣してました。やりすぎたか(個人的には小学生相手にまったく手を抜かない感じ、いいと思います)。

謎は3ステップありました。ステップが進むと舞台に上がったりバックステージを見ることができたりします。このへんの謎は簡単なので娘たちに解かせて進みます。全体敵に難易度は低めなのですが、舞台に上がるとミュージカルのリハーサルをしているという設定のようで、舞台上で音響やら大道具担当のスタッフさんがくりかえしミュージカルの1シーンを流しています。これはなかなか面白いです。しかし、ゾンビで緊迫してた最初のVTRなんだったんだ、なんでリハーサルしてるんだ。

2ステップ目の謎は、ちょっと子供たちには難しかったみたいで、解答に辿り着きそうにないので、ここはちょっとヒントを多めに出して通過。いよいよ最後のチェックポイントなんですが、ここでどうして良いか分からない。チェックポイントとチェックポイントの間のゾーンに入ってしまうともう進むことも戻ることもできなくなってしまうんです。舞台では楽しそうなシーンが繰り返されてるのにそれも横からしか見えないので、舞台裏見学という意味ではちょっと惜しさがありました。ただ、これはこれで親切ともいえます。何も出来ないと言うことは手持ちの情報で先に進めるという意図が明確で、ここをもし戻り可能にしてしまうと戻った上で余計な情報に振りまわされてしまうところでした。移動にも時間コストがかかるので、ここが戻れるようになってたら脱出失敗していたかも。

ここでちょっとタイムロスをしてしまいましたが、なんとか気づきまして無事クリアしました。言い訳にしかなりませんが、なんで気づかなかったかというとそれもちょっと理由があって、前のほうの謎で「音声」をヒントに使ったものがあったんですが(単に聴き取るだけ)ここ、小学生中心のグループで音を聞き取るのは至難の業。だれかがすぐしゃべっちゃうんですよね。なので、チートして肝心の部分だけ聞いてスキップしちゃった。ところがここの単語が最後のチェックポイントのヒントになってました。この情報はなくても別のところにちゃんとヒントがあるので全然解けるんですが、知ってると気づきやすいよねという。チートはいけないという教訓でした……というか、音声問題は確かに面白いかも知れませんが、今回の家族連れコンセプトにおいて謎の中心に据えるのは難しかったかなと思いました。

印象に残ったのは最後にバックヤードでゾンビに遭遇するのですが、それがまるでバイオハザードのような心持ちがしてたいへんよかったです。通路の先に一人佇むゾンビ! これはいい。

ということで、親子で楽しめる、なかなかに楽しい公演でした。無事脱出できたので父としての尊厳は保てたはず!