がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

黒かわず句会

黒かわず句会でした。

お題はこちら。

  • 季語「夏至
  • 忸怩たる思いを詠む
  • 漢字「百」
  • 楽器しばり
  • 聖書しばり
  • 約物を入れて句を作る

今回は前回の8人規模と違ってこぢんまりと。句が少ないなら少ないなりにもりあがるのです。あいかわらずのカオスでしたが、ぶっとんだ句はあったようななかったような。

さて、今回も許可取りが面倒なので自句のみご紹介。

どのバスもやや膨らんで夏至の夜 幽樂坊

 こいつは正攻法で。ブラック企業句とか猫バスとかいろんなことを言われつつ。ぼくはこう言う「比喩を実際に起きた事象として直結する」みたいな句が作りやすいし好きかも知れない。いや気のせいかも知れません。

この家のにおいが嫌い夏の星 幽樂坊

 忸怩たる思いを読もうとしてこうなってしまった。忸怩たる思いは全然達成できてないが、句としてはまあまあという評価でした。

百年の夢を見てゐる真桑瓜 幽樂坊

 まくわうり、って言葉が楽しくないですか。

不細工なフルートもあり雲の峰 幽樂坊

↑これは提出句を改変。ピアニカだったんですが、ピアニカってむしろ不細工側にある楽器じゃ無いかと言うことで、これは優雅な楽器を入れた方が良いというご意見。確かにそうだと思ったので、フルートにしてみた。

蹠の聖書冷たき原爆忌 幽樂坊

強すぎる、という至極もっともな感想を頂いた句。強すぎる者に強すぎる者をぶつけて句が作れないかをちょっと考えてみた句であったんですが、むずかしい。でも特選を一ついただけたので、そういう強さ強さみたいな句が刺さるケースもあると思ったのです。この可能性はちょっと追ってみたいぞ。

げしのよる死体がくちをひらく「」 幽樂坊

 はじめは水死体だったのが、ペペ女に「死体の方が良いのでは」といわれて変えてみた。たしかに水死体だと具体的すぎて良くない。無味な「死体」のほうがひらがなやカッコが生きる気がしています。死体にすると字足らずになるんですが、最後が字足らずであることはこの句にとって別に問題ではないというか、むしろ字足らずにした方がカッコを余韻の2文字として使える気がするのでたしかによい。

 この日の流行言葉は「句集に入れるときは直します」でした。入れるというか句集とか出ないんだけどさ!