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がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

黒かわず句会

俳句 映画

家族の用事があって出かけることになっていたので欠席と連絡していた黒かわず句会なんですが、たまたま出先の最寄り駅が近いことに当日になって気がつきまして、差し入れぐらい持って行けるんじゃ無いかと思っていたら、家族が自宅に帰ることになりまして、急遽参戦してきました。

なので、作句は席題かというような感じで、即席で7句作りまして飛び入り参加してきました。やーたのしかった。

でも毎度のことながら、お題がおかしいんだよお題が。

  • アルファベットを使う
  • 首から上の部位を読み込む(眼球とか鼻とか前頭葉とか)
  • 自分の好きな俳人の句で、人には知られていないであろうお気に入りの句を自分の句として提出 ※もちろん、春の句
  • 季語「逃げ水」 ※蜃気楼、海市、陽炎」は不可
  • 性的欲望を詠む
  • テレビ番組のタイトルを入れる ※昔の番組でも略称でも可。ただし一般名詞っぽいタイトルを一般名詞として使うのは不可、あくまで番組として読み込む。

なんだこれは。というわけで、構想5分、推敲30分でぶっこんできました。出先だったので難しかったのは「自分の好きな俳人の句で、人には知られていないであろうお気に入りの句を自分の句として提出」これ。これは仕方ないので好きな俳人をネットで検索して、出てきた句から好きなやつを選ぶということに。このやり方をすると、「人には知られていないであろう」というところに引っかかりそうで怖いんだけど仕方ないです。

実際、句会に行ってみると、みんな「人に知られてないというのは自分だけで、他の人が知ってたらどうしよう」という気持ちがみんなあったみたいです。ふたをあけてみるとこの俳人の俳句が全く点が入らなかったりしてなかなか面白かった。でも、ぼくの特選は俳人の句に満月で振り込んじゃいました。それがこれ

はなぞののランプは蝶が死にに来る 真鍋呉夫

これは素晴らしい句ですよ。うまく選句が言えなかったのが残念だ。ひらがなも効いてるし。ものすごい鮮烈なことを書いてるわけでもないけど、かといって見逃せない不吉な因果がここにはある。非常に不穏な句なのです。

いっぽうで自句はさすがに出来が悪かった。いや時間の問題にしてはいけませんね。ぼくの実力が及ばなかったと言うことでしょう。自分の中でも無理があると感じたままの句が多かったですね。比較的よかったかなとおもった句は

ATMから春風が吹き出してくる 幽樂坊

これくらいか。まあこれを「詐欺っぽい句」というのはそれこそ詐欺ですが。

もうひとつはいろいろ指摘されていて確かにその通りで推敲するとだいぶいい感じになった。推敲前は敢えて出さずに推敲後をごらんください。

脳梁が欠けてゐるのでヒヤシンス 幽樂坊

まあ、参加者の多くは頭がおかしいというのがおわかりかと思います。

ヒヤシンスの力を知る飛び入り句会でした(ひどいまとめかた)