がくしだったりマイクロだったりすぎもとだったりするひとのメモとか。

フィリップ・ジンバルドー『ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき』(海と月社)

なかなかヘヴィな読書体験でした。いろんな意味で。 ひとつはもちろん、その厚さです。ページ数800超、1段組みで文字ポイントも比較的大きいのでボリュームは厚さの割にはないとはおもいますが、物理的に読みにくいです。構成としても、前段にスタンフォー…

『愛と法』(監督:戸田ひかる,2018)

行ける日がほとんどなかったので無理やり時間を作って、渋谷ユーロスペースで大学時代の友人である南弁護士が主演をしている『愛と法』を見てきました。 aitohou-movie.com 良かったです。 南弁護士は、同性愛者であることを公表し、パートナーである吉田弁…

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』(スクウェア・エニックス)

本と違ってゲームの場合は、いつまでたってもおわらず(やりこみ要素があったりすると何をもって終わりとするかも難しい)、そのうちやらなくなってしまうケースも多いないので、感想を書いてしまうことにしました。クリアはしてないんですが、ストーリーの…

沼口麻子『ほぼ命がけ サメ図鑑』(講談社)

ぼくがシャークジャーナリスト沼口麻子さんのお名前を知ったのは、中島みゆき「サメの歌」がきっかけです。これはアルバム『真夜中の動物園』に収められているマイナーな楽曲ですが「不器用でまっすぐ前にしか進めない」というヒトの愛おしさをサメに例えて…

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(ハヤカワepi文庫)

ノーベル賞作家、カズオ・イシグロの作品です。先日読んだ『合成生物学の衝撃』で本作が印象的に引用されているので手に取ったもの。カズオ・イシグロ自体はずっと気になる作家ではありましたが、これまで読んでいなかったので、ちょうどいい機会だなと思い…

Nintendo Online 有料化が来ましたよ

以前、息子はずっとスプラトゥーンをやってるという話を書いたと思うんですが、最近は娘もやってまして、プレイスキルは息子に叶うべくもないのですがナワバリで見知らぬ人とフレンドになって楽しんでるようです。 ずっといつか有料化するよ、と言ってたオン…

須田桃子『合成生物学の衝撃』(文藝春秋)

毎日新聞の科学環境部の記者である著者が、「合成生物学」をとりまく状況を丁寧に取材した本。これはめちゃくちゃ面白かったですね。題材が面白いのもありますが、作者のジャーナリストとしての取材の進め方がおもしろく、最先端の技術を紹介しているだけで…

だいぶ雑なおもちゃ「うーにーず」であそぶ

下の娘(6歳)が、なんかの動画を見たのか急に欲しがったのでどんなもんかと試しに買ってみたのが、この「うーにーず」というおもちゃです。平仮名だと思ってたけどカタカナの「ウーニーズ」が正式のようだ。 www.takaratomy.co.jp 風船みたいなのを含ませ…

フランス・ドゥ・ヴァール 「動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか」(紀伊國屋書店)

「進化認知学」を提唱している、この分野での第一人者、ドゥ・ヴァールによる啓蒙の書です。 動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか作者: フランス・ドゥ・ヴァール,松沢哲郎,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2017/08/29メディア: 単行本この…

ふろむだ『人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ダイヤモンド社)

はてなに昔からいる方ならご存知、分裂勘違い君劇場の fromdusktildawn さんが書いたビジネスハック的な本。ビジネスとかライフハックとか、普段この手の本は敬遠しているのですが、あの方なら「なんとなくそれっぽくて読んだら、なんか得たような気にさせる…

はてぶという疑似エアリプのこと

はてなブックマークというのを使ってます。とある増田(はてな匿名ダイアリー)とそこについていたコメントを見ながら、対象とだいぶ不思議な距離感が生まれるツールだなあと思ったので感情のメモ的に思いつきをつづります。 エアリプというのがあって、Twit…

「大魔王ゾーマからの脱出」(SCRAP)

8/11に楽しみにしていたリアル脱出ゲームのドラゴンクエストコラボ、「大魔王ゾーマからの脱出」に行ってきましたよ。 realdgame.jp ネタバレ禁止公演ではありますが、批評を行う上ではネタバレは必要なので「続きを読む」以下に沈めます。 結論を書いておき…

規約と引用の関係を誤解してた気がします

先日、TwitterのAPIを使い、話題の画像をリストアップするサイトが話題になりました。多くの転載サイトと異なり、このサイトはTwitterの規定するやり方で画像を収集していたことが話題になりました。直感的には「規約どおりに作ったんだったら収集されても文…

中島みゆき「僕たちの将来」 〜どこまでもつづく荒野と日常

中島みゆきの曲は常備薬みたいなものだと思ってるぼくですが、このところの仕事の不条理さから最近ひさしぶりにひっぱりだして聞いてリピートしてしているのが、アルバム「はじめまして」です。このアルバムはそれ自体結構挑戦的なアルバムで、ひとつひとつ…

渋谷で友人たちとスプラトゥーン会をしてきました

人狼ゲームで知り合った友人たちとスプラトゥーン2会をしてきました。もっとも目的は息子と、友人たちを戦わせてみたかったというのもあるのですが。 タワーレコードでスプラトゥーン展をやっているのでまずはそこに行こうとしていましたが、前日から始まっ…

板谷敏彦『日本人のための第一次世界大戦史」(毎日新聞出版)

世界史とか日本史とか、とにかく歴史が苦手なんです。時系列を記憶しておくのが苦手で、人物も多いし、因果関係がすぐにわからなくなってしまうんですね。じゃあ嫌いかというとそういうわけでもありません、歴史というのは因果の連鎖、断片的に知っているこ…

「文房具の解剖図鑑」(エクスナレッジ)

タイトルに惹かれて購入。 メディア: この商品を含むブログを見る タイトルからあらゆる文房具のメカニズムやら中身やらを徹底的に解剖して紹介くれてるのかと期待してたらだいぶライトな感じで少し肩透かし。いや、ちゃんと中身のメカニズムにも言及されて…

宮下恵茉「ここは妖怪お助け委員会」(角川つばさ文庫)

昨日、書こうと思って脱線してしまってかけなかった感想でも書いておきます。といっても、まったくもってたいしたことはないのですが。 娘に、といって妻が借りてきた本の中に「ここは妖怪おたすけ委員会」1・2巻というのがあって、妖怪ねー、などと思いつ…

子供に親の趣味をどこまですすめるか的なはなし

こんにちは。 最近、どこかの学校での読書推進の取り組みが取り上げられて、読書の押しつけいいのわるいのみたいな話がTwitter界隈で話題になっていました。あの件は、押しつけというほどじゃない軽い提案がなんだか大げさに取り上げられちゃったんじゃない…

ネット通り魔事件のこと

すでに各地で話題になっていますが、ネットウォッチャーで有名だったHagexさんが、殺害されたという事件がありました。 www.itmedia.co.jp 普段から巡回していたわけでもなくホットエントリに上がってくれば目を通す、たまに思い出したように匿名掲示板のま…

ほんとに物理的に並ばないとだめなの

週末は子どもたちと東京ディズニーランドに行ってきました。IT系の方はご存知かと思いますが、健保の補助が出る期間なので毎年この時期に行ってます。毎年別に空いている時期ではないとはいえ、今年は何時になく混んでた印象です。トゥモローランドが全体的…

ゲーム好きの中にもゆるやかなヒエラルキーがあったよなぁという自分語り

最近こんなつぶやきがバズってました。 twitter.com ゲーム好きだった子供時代を過ごしたぼくにとっても、なんだか目頭が熱くなる素敵なエピソードです。 ひるがえってじぶんの子供時代におけるゲームのことを考えるに、なんというか、ゲーム好きの子どもた…

ドラゴンクエスト10の「アストルティア防衛軍」が面白すぎる2

去年の12月くらいですかね、こんな記事を書きました。 microstory.hatenablog.com あれから半年経ちましたが、いまだに「アストルティア防衛軍」を楽しんでおります。大きいのは最近のアップデートで追加された新マップですが、旧マップでもまだまだ楽しめ…

ヨコハマハンドメイドマルシェ 2018

先日、文学フリマでブースを見ていたところ、チョークアートが印象的なお店がありまして、きれいですねーなんて言っていたら、「ヨコハマハンドメイドマルシェ」なるハンドメイド作家の祭典を紹介してもらました。いま上の娘(小5)が手作りのものにはまって…

黒かわず句会 2018.05.22

黒かわず句会でした。 ひさしぶりにゲストお二人を迎え、お題がたくさん 誤解によりセクハラの嫌疑をかけられた際、それを弁明する一句を詠む(独楽) 「むま」読み込み (漢字でも何でもいいので「むま」の連続2音を入れる) (碍子) 碍子を象徴する夏の…

「ルネと不思議な箱」(SCARP出版)

娘と一緒に勧めてる脱出ゲームブック。刊行順ではないのですが、二冊目はこれにしました。 リアル脱出ゲームブックvol.1 ルネと不思議な箱: その町で少女は過去の夢を見る作者: SCRAP出版社/メーカー: SCRAP出版発売日: 2016/10/19メディア: 単行本この商品…

金曜ボードゲーム会

横浜のコワーキングスペース、タネマキで、これまで木曜日でやっていたボードゲーム会ですが、この日から金曜日にしてみました。結果的に結構な人数の方に参加してもらったのでこれはこれでありかもしれません。今後も僕が開いている限りは開催されますので…

第二十六回文学フリマ東京に参加しました

文学フリマでした。 今回は新刊が無事完成しました。 テーマは「春」。この時点でもう秋の文学フリマのテーマまで決まってしまうというウルトラCですよ! ふだんは高杉さんに任せっきりなんですが、今回はタイポグラフィー的な効果を使ったので、JUSTSYSTEM…

花田菜々子「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」(河出書房新社)

ぼくのばあい、過去にミステリ読みや怪談関係の方々と交流していたこともあり、知人友人が書籍を出す、ということはけっこうあったのですが、知り合いの本であろうとブログの読者には関係ないですし、そもそも作品は誰のものでもない(あえていうなら読者だ…

アナログとデジタルの間で

このまえのゲーム会でやった「メトロックス」というゲームは、ぼくにとってはとても面白かったんですが、同時になやましさを感じました。 このとき、プレイヤーの一人が記述ミスをしてしまい、一回分書き込まれてなかったというトラブルがありました。まあ、…